なぜいまこの時に、この人に出演してもらうのか?

なぜいまこの時に、この人に出演してもらうのか?

山田詩乃さん(左)ゆめのたね

ゆめのたねラジオ放送局のパーソナリティを務める山田詩乃さん(写真:左)のお話を伺いました。

印象的だったのは「なぜ、今この時に、この人を迎え、この情報を放送するのか」を意識しているという話。

山田さんは、元NHKのキャスターで、当時から「なぜ、今、この内容」ということを意識して取材してきたそうですが、H30年7月に起きた “西日本豪雨” で、近隣が大変な状況に陥っていることを目の当たりにして、ラジオの番組作りやキャスティングにおいても、改めて、より強くそこを意識するようになったそうです。

 

山田詩乃さん、もう1つの顔

山田詩乃さん

本業としているメインのお仕事は、NLP(神経言語プログラミング)やボディワークを活かした “声の専門家” で、本人は「声を心と身体からメンテナンスする調律師」と名乗り、これまで多くの声の悩みを解決してきました。

NLPは別名「脳の取扱説明書」とも呼ばれており、通常のボイストレーニングでは解決できない声の悩みも解決できるようアプローチする手段に使っているそうです。

また、これらのスキルを、市民の心身の健康のために役立てようと、地元兵庫県川西市にある「男女共同参画センター」にて、ボイスワークショップや、マインドフルネスの講座を行っています。

そんな山田さんの経歴を更に辿ると15年程前はNHK奈良のキャスターを務めていたのですが、当時、業界ならではの課題があることに気がつきました。

「マスコミ・放送業界」で働いていたからこそ体感した業界の課題。

その課題と向き合い、インターネットラジオ放送局のパーソナリティーとして活動する山田さんの「理念」「ビジョン」を詳しく聞きました。

 

業界の課題を解決したインターネットラジオ

山田詩乃さん(左)ゆめのたね
写真左が山田詩乃さん

ーーマスコミや放送業界で働いていた時に感じた「課題」があるそうなんですが、まずはそこから伺ってもよろしいでしょうか。

山田:民間放送局ではテレビでもラジオでもスポンサーの意向を第一に考える状況があります。そして逆にNHKでは、公共放送ですから公平中立を図るために「企業名、商品名、キャラクター名を使わない」決まりがあります。

 

ーー民放ではスポンサー、NHKでは受信料を払う国民。どちらも、お金をだしてくれる人に配慮しなければならないということですね。

山田:そうです。既存の放送業界の大前提です。でも、そここそが課題なのです。どちらにしても表現に制限がかかります。NHKでは様々な人、物の社会的意義に焦点を当てて番組が制作され、それは良い事だと思うのですが、制限のせいで表現が不自然になる事があるのです。

商品名が映らないようにカメラを回したり、ツイッターやフェイスブックのことも最初は「インターネットの交流サイト」と言っていました。古くは山口百恵さんが紅白で「真っ赤なポルシェ」を「真っ赤な車」と歌ったのは伝説です。最近は随分緩和されているようですが…。

商品名、社名のいいかえだけでなく、個人の取材をしている時でも、その人が扱う商品があるときは、かなり気を使わなければいけませんでした。

どこまでよくて、どこからがいけないかは、上司の判断を仰ぎ、NGのときは、カットしたり、作り直しをしたこともあります。例えば、パン屋さんの取り組みを紹介したときに、焼きたてのパンを割いておいしさを表現したときに「店のCMになる」とNGになったこともありました。

 

ーー現在はインターネットラジオ放送局でパーソナリティーをしているということですが、その場合だとどうなのでしょうか?

山田テレビや通常のラジオに比べるとかなり自由です。伝えたいことを、ここならだれにも邪魔されずに「表現できる!」と思ったのが始めるキッカケのひとつでした。

 

ーー表現の自由という意味では、今はYouTube を始め、様々なメディアがありますが、そことは何か違いがありますか?

山田:YouTubeでネックになったのは認知度です。私のように、認知度がない人間がYouTube のチャンネルを作ったところで見てもらえる確率は低いですよね。初期はことさらです。ゲストにわざわざ、時間をつくって出てもらうにしても気がひけます。

 

ーー現在パーソナリティーを務めている「ゆめのたね放送局」だと、それが解決している?

山田:そうなんです。全国7スタジオ550名以上のパーソナリティーがいることもあり、番組をもってすぐに自分のラジオ番組を聞いてくれるリスナーさんが集まる環境があります。

 

3周年記念パーティーは神戸でクルージング
3周年記念パーティーは神戸でクルージング

 

ーーインターネットラジオ局というのは他にもあるかなと思うのですが、その中でも「ゆめのたね放送局」を選んだ理由ってあるんですか?

山田:理念に惹かれたというのが一番大きいです。「ご縁・応援・貢献」というものなんですが、最初の頃は社会貢献や、人と人との絆が強くなるイメージに共感しました。

 

ーー半年を超えて何か変わってきたのですか?

山田:大枠でいうと同じなんですが、もっと深い部分で変わってきました。当初はラジオをきっかけに本業の仕事やブランディングに役だったらいいな~という気持ちもあったのですが、今はそういうことはどうでもよくって、ゲストさんやリスナーさんと「ご縁が生まれ繋がり・応援し・自然と貢献できる」という素敵な循環が私の番組を通じて出来ていることで、私が生きている価値を感じるんです。自分という存在を肯定できることって、他には代えがたい喜びです。

 

ーー今後はパーソナリティの活動を通じて何を伝えていきたいとお考えですか?

山田:一億総表現時代じゃないですけれど、SNSの登場で誰もが存分に表現できる時代になりました。ただ中には自己表現が苦手な方もいらっしゃいます。そこをプロのインタビュアーとして想いをパッケージングしていけたらなと思っています。

 

ゆめのたね放送局と山田詩乃

 

ーー山田さんのこだわり、みたいなものはありますか?

山田:リポーターやライターの経験があるのでインタビューには自信を持っていますが、それ以上にNLPという、心理学であり、言語学であり、心理療法でもある技術を扱うセラピストとして、その人の本質の輝きに光を当てられるパーソナリティーでありたいなと思っています。

 

ーーそれに関して何か印象的なエピソードなどはございますか?

山田告知やPRの域を超えて、人生の棚卸ができましたという感想や、次のステージの転機になりましたという感想をいただくことが多いです。自分を改めて承認できた方や、日頃のお世話になってる方、育ててくれた両親への感謝をラジオを通じて伝えられた方もいらっしゃいます。

 

ーーセラピストの山田さんならではの特徴ですね。

山田:先ほど、自己表現が苦手な方の想いをプロとしてパッケージングしていきたいとお伝えしたんですが、最近になってもう1つ想いが増えました。

 

ーーどんな想いを持つようになったんですか?

山田:キッカケは、H30年7月に起きた “西日本豪雨” です。知人が大変な状況にあるのを目の当たりにして、自分がやっている活動の中でどこに貢献の要素を入れられるかをすごく考えるようになりました。

 

ーー自分の力で役立てることは何か?  と。

山田「なぜいまこの時に、この人に出てもらうのか?」をすごく考えるようになりました。そういうこともあり、次回の番組に出演される方は、西日本豪雨のあとボランティア支援をされている方をお呼びすることにしました。

 

ーーパーソナリティーの仕事を通して社会に貢献できることを考えたんですね。

山田:世の中の問題解決や社会問題に意識を念頭におき、「今、なぜこの日本でその活動なのか?」という要素を増やしていこうと思っています。

NHKではそれありきで取材していましたが、ゆめのたねで自由に番組をつくり、表現させてもらって、またそこにたどり着きました。なぜそれが貢献になるのかという切り口はゲストさんにとっても、ただの自慢や宣伝にならず、それぞれの活動の本質を考えなおせる良い場になるとも思います。

 

ーー本当に素晴らしい活動です!

山田:ありがとうございます。あとはもう純粋に、出演者の方にはラジオに参加することで、「自分がなぜ楽しく生きられているのか?」が整理できる場にしていきたいですし、リスナーさんには少しでも人生を充実させるためのノウハウを聞くことで、閉塞している状況に風穴が空くといいなと思っています。

すごい人だからこそ、山も谷も乗り越えてこられています。リスナーに「あの凄い幸せな人にもこんな時代があったんだな、あんなふうにのりこえたんだ、自分もやれる。」という勇気づけになればいいですね。

 

ーー今日はありがとうございました。

山田:こちらこそ、ありがとうございました。

 


 

ゆめのたね放送局のパーソナリティーとして活躍する山田さん(ラジオ内では “シャンティ詩乃” )の番組URLやフェイスブックページをご紹介します。

番組に共鳴してくれる人で、山田詩乃というコンテンツを通して、表現したいことがあるという方は、ぜひアクセスしてみてください。

また、声の専門家としてのホームページやブログも合わせてご紹介いたします。

 

ゆめのたね放送局(山田詩乃さん番組URL)
http://www.yumenotane.jp/joyful-life-recipe

ジョイフルライフレシピ(Facebook ページ)
https://www.facebook.com/shantishino

ジョイフルライフレシピ 紹介記事
https://appreciate.amebaownd.com/posts/3779741

山田詩乃さん公式ホームページ
https://appreciate.amebaownd.com/

山田詩乃さんのブログ
https://ameblo.jp/michiarihananoyama/

山田詩乃さんのフェイスブック
https://www.facebook.com/shino.yamada1

 

 

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